費用は?内容は?離婚式の気になる基礎知識5つを徹底解説!
UPDATE:2019.09.24

費用は?内容は?離婚式の気になる基礎知識5つを徹底解説!

別れ・失恋結婚

皆さんは離婚式がどういうものか知っていますか?2009年頃からメディアで取り上げられるようになり注目を集め、ネガティブなイメージが強い離婚を少しでも明るく晴れやかにする為のサービスとなっています。

こちらの記事では離婚式の気になる基礎情報を解説していきます。もしもしてみたいと思った方や興味のある方は是非この記事を参考にしてみて下さい。

そもそも離婚式って何?

離婚を決めた夫婦、または離婚した夫婦が人生の区切りをつけて再スタートを切る為に行う儀式の事を離婚式と呼びます。新郎と新婦ではなく、旧郎と旧婦と呼び、家族や友人の前で新たな出発を誓い合うセレモニーです。

現在日本は3人に1人が離婚する時代と言われています。平成29年の厚生労働省の調査によると、離婚件数は21万件で離婚率は1.7と推測されています。少子化や晩婚化などの要因で婚姻件数が減っていく中で離婚件数は2002年をピークに減少しているとは言え高い水準を保っています。

カジュアル離婚と言う言葉が誕生したという事もあり、昔のように離婚は結婚の失敗という考え方はなくなっていき、前向きな離婚という考え方が一般的になりつつあります。離婚を結婚と同じく一大イベントとして捉える考え方が一般的になってきたという訳です。

まさに離婚式はそういった傾向が強いものであり、離婚というネガティブな事柄をポジティブに捉え、堂々と周囲の人間に宣言する事で心配を払拭し、晴れやかな明るい気持ちで第二の人生を踏み出していくという効果があるのが離婚式です。

日本国内では1990年代以降からメディア作品の中で離婚式が行われている事から広まっていきましたが、古くは1963年のエプロンおばさんで離婚式が行われていて、1966年の夫婦百系というドラマの中でも離婚式が行われています。

世界に目を向けてみると、フランス皇帝だったジョゼフィーヌ・ド・ボアルネが1810年に離婚式を行ったという記述がありますので、古くから離婚式という存在自体はあったという事が分かるかと思います。

離婚式を始めるまでの準備

それでは実際に離婚式を挙げようと思った時はどうしたら良いのでしょうか。ここからは実際に上げる為の事前準備方法などを紹介していきたいと思います。

  1. 離婚の手続き
  2. 離婚式プランナーへ依頼
  3. 招待状を送付

離婚式を挙げる事ができるのは「離婚予定の夫婦」か「既に離婚している夫婦」である事が絶対条件です。式次第によっては2人で離婚届に署名と捺印を行う場合もあります。また離婚理由が法に触れる理由だった場合は対象外になる事がありますので、円満離婚で円滑に離婚する予定の夫婦でなければ離婚式を挙げる事はできないという訳です。

結婚式を挙げる為にウェディングプランナーのサポートが必要なのと同じで離婚式を挙げるのにも離婚式プランナーの手助けが不可欠です。離婚式プランナ-検定に合格したプロが離婚式をサポートしてくれます。しかし離婚式プランナーの数が少ないので、離婚式サイトに記載された連絡先に直接連絡して依頼するという形が一般的になります。

こちらも結婚式と同じですが、離婚式の場合も招待状を招待したい友人や親族に送付しなければいけません。離婚式そのものが一般的には浸透していませんので、結婚式よりは参加率が低いと言われていますので事前に仲の良い友人には離婚式の事を話しておくのが良いかもしれませんね。

離婚式の内容

離婚式を始める前の事前準備が完了したらいよいよ本番です。離婚式では一体どのような事をするのか?こちらの項目では一般的な流れを説明していきたいと思います。

  1. 旧新と旧新の入場
  2. 2人が離婚に至った経緯の説明
  3. 2人から一言ずつ挨拶
  4. 裂人のスピーチ
  5. 友人代表のスピーチ
  6. 離婚届への署名捺印
  7. 最後の共同作業(結婚指輪をハンマーで叩き割る)
  8. みんなで会食
  9. スライドショー(出会って別れるまでの写真)
  10. ブーケトス(キャッチできた人は円満離婚ができると言われている)
  11. お色崩し(パイ投げ)
  12. 閉幕の挨拶

結婚式とは違うちょっと特殊な流れになりますが、離婚式は明るく楽しく別れるをモットーにしていますので、色々と面白い内容になっているという面があります。仲人ではなく裂人のスピーチは2人の仲を引き裂き2人の前向きな離婚を応援するようなスピーチをして場を盛り上げる役目を果たしています。

続いて特徴的なのが離婚届への署名捺印。司会者が離婚届を掲げながら「離婚を誓いますか?」と問いかけます。2人が揃って宣言しながら、離婚届に署名し判子で捺印をし、離婚が正式に決定するという訳です。

そしてそこから最後の共同作業が行われます。結婚式の共同作業と言えばケーキカットですが離婚式では夫婦最後の共同作業として結婚指輪を叩き割る作業があります。2人で一緒に最後の共同作業で思いっきり壊して、前向きな離婚の為に過去を振り切るという訳ですね。

離婚式の料金相場

離婚式オフィシャルサイトによると、離婚式はどのような形で行うかで大きく料金が異なります。ちなみに参列者の人は会食費として3000円~5000円を支払うのが一般的です。

  • 離婚式場、お寺:200000円
  • レストラン、屋形船:100000円
  • 離婚屋敷:55000円

最も安いプランであれば5万円~6万円程。最も高いプランで考えると20万円程必要になるという感じになります。この他にも経費などを考えるとプラス5万円程度と考えておくのが良いと思います。更に希望のレセプションやオプションを追加していくと料金が追加されていくという形になります。詳しくはオフィシャルサイトで確認してみましょう。

離婚式のメリット&デメリット

離婚式の流れや料金相場などを上で紹介してきましたが、離婚式を挙げる事にどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

メリット1:けじめ

まず第一に離婚式を挙げる事で離婚を宣言する事ができますからはっきりとけじめをつける事ができるという点があげられます。離婚は一大イベントで色々と大変ですから、はっきりとけじめをつけて新しい人生を歩もうと思うのは本来であれば大変難しい事ではありますが、それが離婚式を行い、沢山の人に見守られながら行う事ではっきりとけじめにできるのです。

更に離婚式をいい思い出にする事で、離婚原因がドロドロしたものできまづいものであったとしても、最後は仲良く良い想い出として数年後に思い出す事ができるかもしれません。そういった意味でもしっかりとけじめをつける事ができる離婚式は良いのかもしれませんね。

メリット2:条件を守らせることができる

離婚式をあげるメリットの現実的な利点は、離婚式で離婚の条件を公式声明として出す事で相手方にしっかりと条件を守らせることができるという点が挙げられます。

例えば夫の不倫などが離婚の原因だった場合は、慰謝料や養育費、子供との面会頻度などを離婚条件で守らせる必要がありますよね。弁護士を立てて契約するならともかく、口約束だった場合は相手方が突然守らなくなるといったトラブルが発生するケースは少なくありません。

しかし離婚式を行い、親族や友人の前で離婚後の慰謝料などを高々と宣言させる事で、必ず守らないといけない状況を作る事ができ、親族や友人全てを証人にする事ができるのです。2人の意見を集約し、お互いに納得の上で離婚してもらう事で離婚後のトラブルを避ける効果があるという現実的なメリットも離婚式の魅力の一つです。

デメリット1:周囲の理解は得られにくい

上でも説明しましたが離婚式はまだ一般的には周知されていません。リポート記事などを見てみると少なからず嫌悪感や違和感を感じる人が多いのも特徴の一つです。そもそも離婚を前向きに捉えるという考え方の人が少数派ですし、さらに会費を払わないと参加する事ができませんので、離婚式に参加し、さらに周囲の理解を得られると考えるのは驕りかもしれません。

更に離婚式の夫婦両方が同意しなければ式を挙げる事もできませんので、離婚届が出る前から絶縁状態の夫婦では離婚式の打ち合わせなども全くできません。仲が良い訳がありませんからこの打ち合わせが難航して離婚式を円滑に行う事ができないケースも多々あると言われています。

デメリット1:楽しい式にならないかも…

明るく楽しい雰囲気で和気藹々とした雰囲気で遂行する結婚式とは違い、離婚式は上でも説明しましたように基本的には理解を得られることはありません。という事は殺伐とした雰囲気の中で気まずい空気が流れた状態で行われる可能性も全くないとは言えないという訳です。

気まずい空気になるかどうかは2人が離婚した原因や、周囲の友人関係が影響されますが、2人の夫婦がノリが良く、参加してくれた仲間達もノリがある人であれば楽しい雰囲気で飲み会のようにワイワイ楽しむ事ができるかもしれません。しかし固い雰囲気な人達が集まってしまうと、そもそも理解を得られていない訳ですから楽しい雰囲気になるはずがありません。

この式は一体何なのか…みたいな空気が常に流れながら、2人の男女だけが盛り上がるような地獄の空気を醸しだしながら行う式になってしまう可能性は非常に高いです。もしも離婚式を行う場合はそういう空気にならないように、招待客の人選は厳密に行った方が良いかもしれないですね。頭が固く理解してくれなさそうな人は呼ばないほうがいいかもしれません。

まとめ

離婚式を行う前に絶対に理解しておきたい5つの基礎情報を解説してきましたが参考になりましたでしょうか。メディアに取り上げられた事で有名になり、オフィシャルサイトがありプロのコーディネーターもいる事で大々的に開催する事はできるものの、まだまだやる人が少ないので知名度は低いままです。

しかし離婚式オフィシャルサイトによると今まで500組を越える夫婦が式を挙げていて、15組の夫婦が離婚式の影響で離婚を思いとどまったというケースがあるようです。もう少し頑張ってみたい…そう思っている人も離婚式の打ち合わせなどで仲が良くなるという事もあるんだそうです。

色々な用途がある離婚式ですが、興味がある方は是非オフィシャルサイトをチェックしてみて下さいね。

別れ・失恋結婚