コンサバの3つのシーン別意味・使い方を解説!対義語って?
UPDATE:2019.11.07

コンサバの3つのシーン別意味・使い方を解説!対義語って?

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「コンサバファッション」などの言葉で知られるコンサバですが、実はファッションのシーン以外でも様々なシーンで使われている言葉です。

普段あまり使うことの少ない言葉ではありますが、そんなコンサバは一体どのような意味を持っている言葉なのでしょうか?この記事ではコンサバという言葉が使われるシーン別に意味や使い方を解説していきたいと思います。

また、コンサバの対義語についてもご紹介しますので、コンサバという言葉について詳しく知りたいという方は是非参考にしてみてください。

コンサバとは?

日本では「コンサバ」としてカタカナ表記されますが、このコンサバという言葉は英語の「conservative(コンサバティブ)」が語源になっています。conservativeという言葉は「保守的な」という意味を持つ形容詞となっています。

英語では以下のように使われます。

He’s a serious person who’s very conservative in his opinions.
彼は非常に保守的な意見を持った真面目な人間です。

He failed to obtain enough votes to force out the conservatives in Parliament.
彼は議会の保守派を追い出すために必要な票を獲得できなかった。

Very conservative estimates are three million.
控えめな見積もりは300万です。/安く踏んでも300万はする。

引用元:アルク

この英語からも分かる通り、コンサバとは保守的であることを表している言葉となっています。保守的というのは古くから続いている考え方や制度、習慣を尊重し新しいことや急激な変化に反対し、今まで続いてきた伝統的な文化を守るという意味です。

また、保守的という他にも「控えめ」という意味を持っています。ちなみにコンサバは「コンサバティブ」の略語として日本で使われている言葉ですが、英語でコンサバトリーという言葉は「サンルーム」や「温室」という意味となり、コンサバティブとは全く違う意味になるので注意しましょう。

コンサバの対義語

コンサバの対義語の一つが「アバンギャルド」です。このアバンギャルドという言葉は「avant-garde」というフランス語が語源になっており、敵陣を偵察し、奇襲するという役割を担っていた前衛部隊という意味で使われていた言葉です。

その後、20世紀以降に起きた芸術運動でこのavant-gardeという言葉は「革新的、前衛的な芸術」というような意味で使われるようになり、現代技術では既成概念にとらわれず常に新しいものを追い求め、新しいものを創造していく思想という意味で使われています。有名な日本の芸術家・岡本太郎がまさにアバンギャルドな思想を持った芸術家の一人です。

また、更に「コンテンポラリー」という言葉も対義語であると言えます。英語では「contemporary」と書き、この言葉には現代的なという意味を持つ言葉です。コンテンポラリーは主に芸術の分野やファッション用語として使われ、コンテンポラリーアートやコンテンポラリースタイルなど、現代技術や現代的なファッションのことを指す言葉です。

モダンアートも現代技術と言われますが、コンテンポラリーはこのモダンアートという言葉と同義語でもあります。

コンサバの「保守」という意味に注目して考えれば「自由」「自由主義者」という意味を持つリベラル(liveral)という単語や、「過激」「急激」という意味のあるドラスティック(drastic)、「進歩的」「進行形」「斬新的な」という意味のプログレッシブ(progressive)という言葉も対義語と言えるでしょう。

ファッションでの意味・使い方

それではここからはシーン別の「コンサバ」の意味について解説していきたいと思います。コンサバという言葉は、多くの人は「コンサバファッション」など、ファッションについての言葉として聞いたことがあるのではないでしょうか。

ファッションでのコンサバの意味

コンサバファッションは1990年代にはかなり使われていた言葉です。バブル期の真っ最中にはレディーススーツ、ジャケット、ブラウスとスカートなど、女性らしく控えめなファッションのことを、他の新しいカジュアル系ファッションやモード系ファッション、ボデコンなどのファッションと区別するために「コンサバファッション」と呼んだのです。

エレガントで控えめ、女性らしいコンサバファッションはブームになりましたが、ブームが落ち着いた現在では女性らしさを強調しつつ、流行を上手に取り入れたものとなっています。

ファッションでのコンサバの使い方

コンサバファッションを多く取り上げているファッション雑誌も沢山ありますが、そのようなファッション雑誌のことは他のファッション雑誌と区別するために「赤文字系雑誌」と呼ばれています。現代の赤文字系雑誌と呼ばれるコンサバファッションが掲載されているファッション氏は「Cancam」「Ray」「Vivi」などです。

赤文字系雑誌があるということは、他の色もあります。赤文字系雑誌の反対は「青文字系雑誌」と呼ばれるファッション雑誌で、赤文字系雑誌に掲載されているファッションは女性らしく控えめで上品で、男性の目を意識したファッションであることと対象的に、古着や個性的なファッションなど、自分の好きなものを着るということを強調したファッション雑誌です。

ファッションでの「コンサバ」は使い方というより、控えめで女性らしい服装そのものを指しています。

ちなみに、コンサバファッションというのは女性のファッションだけに使われる言葉ではなく、男性のファッションでも使われることがあります。女性のファッションで使われる「コンサバ」は女性らしく上品で控えめな服装のことですが、男性の場合は「品格ある知性を感じる装い」のことを指しています。

具体的には、清潔感のあるシャツやパンツで全体的にシンプルなファッションで、フォーマルよりであるでしょう。

コンサバは更に、ママコーデという、子供がいる女性がするファッションでも使われます。子供、特に小さな子供がいるという場合はどうしても動きやすさや脱ぎ着のしやすさが大切になります。そのため、どうしてもカジュアルになりがちですが、場所によってはカジュアル過ぎると浮いてしまうことになります。

そんな時は、シャツやブラウスを着て、落ち着いたきれいめなカジュアルにより過ぎないファッションをしますが、このようなファッションのことはコンサバママコーデと言います。

なお、一部では「コンサバという言葉は死語じゃないか」とも言われているようです。元々1990年代に流行したファッションを指していた言葉であるコンサバですが、時代の流れと共にファッションの内容は変わってきているため「コンサバファッション」と言われてもわからないという人も少なくありません。

ファッションに詳しい人やファッション業界で仕事をしている人、ファッション雑誌を良く読む人ならばコンサバという言葉を知っているかも知れませんが、そうでない人からするとほとんど全く使うことがない「死語」と言えるのかもしれません。

医療での意味・使い方

医療でのコンサバの意味・使い方について詳しくご紹介させていただきたいと思います。

医療でのコンサバの意味

医療ではコンサバという言葉は「保守的療法(非手術的療法)」という意味で使われます。

保守的療法(非手術的療法)というのは、外科のように手術をして疾患の治療を行う分野において、手術をせずに(非手術)内服薬や湿布を使ったりして治療を行おうとする考え方のことをコンサバといいます。

医療でのコンサバの使い方

上で詳しくご紹介した通り、医療におけるコンサバという言葉は医療に携わる人が使う言葉であり、そうでない人は使うことはほぼ無いと言っていいでしょう。

政治での意味・使い方

政治でのコンサバの意味・使い方について詳しくご紹介させていただきたいと思います。

政治でのコンサバの意味

コンサバという言葉は政治でも使われることがあります。コンサバという言葉は上でもご紹介の通り「conservative」で、保守的なという意味を持つ形容詞です。

政治でのコンサバの使い方

政治で使われるコンサバは「保守主義」を表します。今まで続いてきた伝統や習慣、考え方、社会組織や制度など、昔からあるものを尊重し、新しい考え方や革命などを望まず、それらに反対する思想を保守主義と言うのです。

まとめ

様々なシーンで使われる「コンサバ」についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。以下でこの記事でご紹介してきたポイントについてまとめてみたいと思います。

  • コンサバは「conservative」という英語が語源で「保守的」「控えめ」という意味
  • コンサバは「コンサバティブ」を略した言葉
  • コンサバの対義語は「アバンギャルド(avant-garde)」「コンテンポラリー(Contemporary)」「リベラル(liberal)」「ドラスティック(drastic)」「プログレッシブ(progressive)」
  • ファッションでの「コンサバ」は上品で控えめな女性らしいファッション(レディースファッション)、知的で品格漂うシンプルなファッション(メンズファッション)、カジュアル過ぎないきれいめなファッション(コンサバママコーデ)
  • 医療でのコンサバの意味は保守的療法(非手術的療法)
  • 政治でのコンサバの意味は保守主義

医療や政治に携わっている訳でなければファッションの分野でしか使われることがないコンサバという言葉はあまり使われる言葉ではありませんが、このような意味を持つ言葉です。

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